オンライン学習サイトの講座数と無料教材を徹底比較

コロナ禍以降、オンライン学習サイトを利用する人は急増している。在宅勤務や副業目的の学習、キャリアアップに向けた新たなスキル習得など、学びの動機はさまざまだ。日本で「学びたい」と検索すると、Udemy、Coursera、edX、Schoo、Progate、ドットインストールなど、数多くのプラットフォームがヒットする。選択肢の多さは便利な反面、初めての人にはどこから始めればよいのかが見えにくいという課題もある。

本記事では、複数のオンライン学習プラットフォームを「講座数」と「無料教材」という2つの軸で整理し、自分に合ったサイトを見極める視点を紹介する。受講料、修了証、日本語対応など比較すべき要素は多岐にわたるが、まず規模感と無料で学べる範囲を押さえることが選択の第一歩となるだろう。

主要なオンライン学習プラットフォームの現状

2024年現在、日本国内で利用できる主要なオンライン学習プラットフォームは20種類を超える。世界的に展開する大規模サイトと、国内特化型のサイトでは特色が大きく異なる。UdemyやCourseraのようなグローバルプラットフォームは英語を中心とした講座が圧倒的に多く、総数は数十万本に上る。一方でSchooや国内大学の公開講座を扱うプラットフォームは日本語コンテンツに特化しており、ビジネスやIT関連の講座が充実している。

無料教材の有無も重要な要素だ。完全無料のサービスとしては大学の公開講座、YouTubeの教育チャンネル、総務省関連の公的リソースなどがある。有料サイトでも視聴無料のサンプル講座や、月に数本だけ無料公開される講座が用意されている場合が多く、無料の範囲はサイトごとに大きく異なる。

講座数の規模で見る主要プラットフォーム

講座数の規模だけで比べるとUdemyが圧倒的で、約22万本以上の講座が登録され毎週新しい講座が追加されている。ジャンルはプログラミング、デザイン、ビジネス、マーケティング、音楽、写真、健康、趣味まで幅広く、現役エンジニアやデザイナーが講師を務める実務直結型の講座が多い。

Courseraは大学や企業の公式講座が中心で、講座数自体はUdemyに及ばないものの約7,000本以上の質が揃う。スタンフォード大学やGoogle、IBMの公式講座が受けられ、日本語対応も増えている。edXもハーバード大学やMITなどの名門大学の講座を受けられる点が特徴だ。

日本語特化型ではSchooが約7,000本以上の生放送・録画授業を提供しビジネスやIT系に強い。ドットインストールは1回3分程度の動画レッスンが中心で初心者に評判、ProgateやPaizaはスライド形式で基礎から実践までを学べる独自の手法を採用している。

無料教材の質と種類の違い

無料教材の質はプラットフォームごとに差がある。Udemyでは有料講座の一部が無料でプレビューでき、講師の人柄や教え方を事前に確認できる。Courseraは「Audit」オプションで視聴と課題の一部まで無料利用できる場合がある。日本語では慶應義塾大学の公開講座や東京大学の「UTokyo OCW」のような大学公認の無料講座がある。

完全無料の日本語教材としては、総務省関連の統計サイト、Progateの無料プラン、エンジニアがYouTubeで公開しているチュートリアルなどがある。Progateは無料プランで基礎を学び、応用編から有料に切り替えるステップを踏むユーザーも多い。無料教材を選ぶ際は更新頻度と体系性を確認したい。Udemyの無料サンプルのように最新情報が反映されているサイトは信頼性が高い一方、個人ブログ形式の教材は公開日付の確認が重要だ。

ジャンル別の教材充実度

ジャンル別に見るとプログラミングはUdemy、Progate、ドットインストール、Aidemyが定番だ。Udemyは選択肢が豊富でレベルや言語に合わせて選べ、Progateはイラスト中心のスライドで初心者に優しく、ドットインストールは短時間の動画レッスンで隙間時間に学びやすい。

ビジネススキルはSchoo、グロービス学び放題、Udemy Businessが代表的だ。Schooは平日夜の生放送と講師への質問ができ双方向のやり取りを重視する人に合う。グロービス学び放題は経営学・マーケティングの動画教材が約500本以上揃う。

デザイン分野ではUdemy、Skillshare、ドットインストールのデザインカテゴリ、Schooのクリエイティブ系講座が人気だ。UdemyはPhotoshop、Illustrator、Premiere Proなど業界標準ツールの講座が充実している。語学学習はUdemy、Coursera、edXの語学カテゴリで、ネイティブ講師の発音解説付き講座が英語学習で人気だ。

自分に合った学習サイトの選び方

自分に合った学習サイトを選ぶには、まず「何を学びたいか」を明確にすることが大切だ。同じプラットフォームでもプログラミングと経営学では有用性が異なる。次に「どのくらいの時間を投資できるか」を考え、毎日30分の学習なら動画形式、週末に集中するなら実践課題付きコースがおすすめだ。

予算も重要で、月額1,000円前後のサブスクリプション型、買い切り型、完全無料型の3タイプがある。最初は無料教材で基礎を学び必要に応じて有料に切り替える段階的なアプローチも有効だ。比較検討の際は単なる機能比較だけでなくベテラン学習者の体験談やコミュニティでの評価も参考にしたい。多角的な評価手法として 工学系の比較 のような分野横断の分析も参考になるだろう。

信頼できる比較情報をどう活用するか

オンライン学習サイトを選ぶ際は第三者の比較サイトやレビューも参考になる。ただし中にはアフィリエイト目的の偏ったレビューもあるため複数の情報源を照らし合わせる必要がある。特に有料コースの登録を急がせる表現や特定サイトばかり推奨する内容は注意したい。

公的機関のデータも信頼性が高い。文部科学省や経済産業省、厚生労働省は社会人向けの学習リソースやeラーニング市場の調査結果を公開しており、特定プラットフォームに偏らない中立的な視点で書かれている。同じ比較手法は他のジャンルでも応用できる。例えば金融商品の選択でも金利、手数料、サービス内容、利用者の評判といった多角的視点が重視される。 ネット銀行比較 のように複数の金融機関を横並びで評価する手法は学習サイトの比較にも通じる。

Udemyの公式Twitterアカウント、Coursera JapanのFacebook、SchooのInstagramなど、各プラットフォームがSNSで最新情報を発信している。自分の学びたいジャンルの最新キャンペーンや無料配布情報をチェックするために、まずは気になる3つのアカウントをフォローして情報を見比べてみることから始めるとよい。